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01.06 運命に逆らったシチリアの少女 ★4

運命に逆らったシチリアの少女 [DVD]/ヴェロニカ・ダゴスティーノ,ジェラール・ジュニョ,マルチェロ・マッツァレッラ  米評価 ★★★★☆ 主演 ヴェロニカ・ダゴスティーノ 監督 マルコ・アメンタ 内容 17歳でマフィアを訴え、その犯罪を暴き出した、シチリアの少女の勇気ある闘いの全貌を追った実話ノワール。 マフィアが支配するシチリア。 幼い少女リタの目の前で父が殺された。 兄はマフィアのボスである叔父ドン・サルヴォの仕業と確信し、2人は復讐を誓う。 しかし6年後、その兄も殺されてしまう。 リタはマフィアの告発を決意。 父の死後、マフィアの悪事を書きためた日記を、パレルモの判事に持ち込むが…。 ネタばれ注意! 感想 実話だそうです。 困ったときのwikipedia頼みだったのですが、残念ながら日本語版にはページがありませんでした。 英語がよめれば! 父親が同業マフィアに殺され、復讐を誓うリタ。 その際に「彼らに勝てる力をつけよう」と心に決めるんです。 マフィアのボス、サルヴォの裏をとるため長年「日記」という形で自身が撮影した写真とともに記録をつけていきます。 そこで兄の殺害。 ここぞと復讐を胸に誓うわけですね。 マフィアの悪事を常々綴った日記とともに判事のところへ向かうわけなんですが、よくやった!と判事も乗ります。 ですが、それが元で判事共々リタはマフィアに狙われます。 身を潜めるわけですリタは。 それはまあ、家を変え名前を変え転々と。 仮にも17歳のリタ。 母親にも分かってもらえず連絡をとれない、フィアンセとも連絡をとれない状況で心情はどうしようもなくなるわけです。 しかも、身を潜める一方、周りの親しい警察や判事が殺されていく。 裁判では知りたくも無い父親の黒い部分も知らなくてはいけない。 母にすがる思いで連絡しても切られてしまい、フィアンセを呼び出すもマフィアに寝返れという。 彼女の心中はとても複雑だったと思います。 彼女なりに判決の幸福、彼女自身や命を絶たれた判事や警察への冥福を込めて彼女は自殺してしまうんですよね。 実話だというのがなんとも悲しい内容なんです。 最後に当時の様子が映像として流れます。 実際の映像です。 リタや判事を賞賛する内容。 その映像にも心打たれました。 連中の負けよ。 私が勝つの、リタが勝つ。 頭のいかれたあばずれ、のぼせた小娘が。 名台詞です。