01.17 食堂かたつむり ★3
食堂かたつむり スタンダード・エディション [DVD]/柴咲コウ,余貴美子,ブラザートム
米評価 ★★★☆☆
主演
柴崎コウ
監督
富永まい
内容
恋人に家財道具一式を持ち逃げされ、ショックから声を失った倫子は、故郷に帰って食堂「食堂かたつむり」を開く。
食堂かたつむりの客は一日一組で、倫子のつくる料理を食べた客には次々と奇跡が起き、願いが叶う食堂との噂になる。
そんなある日、子どもの時から大嫌いだったおかん・ルリコから癌でルリコの余命が半年であることを聞かされる…。
ネタばれ注意!
感想
小説が元となったこの映画。
原作は読んだ事が無いのですが、大変面白かったです。
邦画としては良好。
宇多さんの評価があまりにも低くヒドかったので、どんなもんだと観たのですがあたし的には面白い作品でした。
柴崎さんは主人公の倫子役なんですが、作中では口がきけないのです。
台詞なしであの演技。
大変素晴らしいと思います。
表情ひとつ動作ひとつで、感情をあれだけ表せるだなんて流石女優ですね。
志田未来ちゃんが出てるんですが、彼女もまた演技がうまい!
あたしは彼女が大好きです。
映画全体の雰囲気や、BGM(主題歌除く)、アニメーション、出てくるキャストにこの映画のメインである料理!
どれも独特で変わっていてお洒落で映画の良いスパイスとなっています。
確かに(宇多さんが言うように?)エルメス豚ちゃん食べたり作中でずっと出てくる鳩を食べちゃったりと、多少グロ要素はあるかもしれませんがそれもまたご愛敬。
料理に多大な時間がかかったり、「1日1組様」という無謀な商売、水鉄砲で出来た子供などなどと、不思議要素もいっぱいありますがそれもまたご愛敬。
ブラザートムも良い味出していましたし、「食べる者を幸せにする料理」というテーマそのものが癒しであり和ませてくれました。
主題歌がイマイチ映画の雰囲気にあっていないし、ああいう歌声があたしは大嫌いなのでそこは不満かな。