音楽@同じトラックもの
あたしは日本語ラップが大好きです。
その要因のひとつに、HIPHOP独特の「トラック」があります。
ポップスやロックには無い電子音だったり、MIXの繋ぎ目、ターンテーブルの音など存在感がHIPHOPならではですよね。
韻を踏むのと同じように、同じリズムが続く中でアクセント音が足されたりしていて、トラックだけ聞いていても楽しいです。
そこに乗っかる歌い手が、韻を踏み言葉遊びを巧みにする技がHIPHOPではまた素敵なんですけどね。
それが英語ではなく日本語で生み出されている日本語ラップが大好きです!
MASTERKEY、OASIS、KAORI、色々なDJがHIPHOP界にはいますよね。
中でもあたしがトラックメイカーとして好きな人はKASHI DA HANDSOMEです。
彼に出会ったのはかなり前だったかもしれませんが、それほど気に止める事もありませんでした。
ですが、NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのDEAD HEATであたしは恋に落ちてしまいました。
なんて素敵なんでしょう。
当時は彼の事を知りたっくて仕方なくなり、ネット中を検索しまわりました。
そして、ZeebraのGOLDEN MIC(DJ MASTERKEYじゃないRemixものね)、MUROのMY WAY TO THE STAGEやDJ HAZIMEのANOTHER SURE SHOTに出会い彼にノックアウトされたわけです。
…と、タイトルから反れましたね。
すみません。
あたしはタイトルに有るように同じトラックを様々な歌い手が歌うスタイルが大好きです。
代表的といえば、PUSHIMのMusic Is Mystic。
あたしが高校生の時、クラブでガンガンかかっていました。
この曲では、あたしの大好きなRhymesterも参加しています。
♪俺らが誰だか聞いてみりゃ分かるだろ
はい!分かりますっ!笑
HIPHOPというよりはレゲエちっくな(PUSHIMはレゲエシンガーなので当り前ですね)南国的な雰囲気ただよるトラックなんですが、一度聞いただけでも病みつきになってしまいます。
選り取り見取りの音に酔い、横ノリ縦ノリ好きに乗れますね。
歌詞その通りなトラック。
MOOMINも参加しているのですが、S・P・A・C・Eは彼自身のトラックでも歌っていますね。
MOOMINの独特な歌い方でとっても楽しい気分になれます。
その中でもRUDE BOY FACEが歌うWarningが好きでした。
同じトラックでここまで雰囲気が違う世界を作れるなんて!と当時はビックリしたものです。
見返してみるとPerfumeなんて曲もあったんですね。
最先端!笑
同じトラックもので、2010年つまり去年には24 Bars To Killがありますね。
らいきゅんに感化され最近また聞き直しています。
Youtubeにはほとんどの曲が貼ってあるので、自分が好きなラップに必ず出会えます。
この曲は日米合作コンピレーションアルバムの収録曲なんですが、そのアルバムが前代未聞。
24 HOUR KARATE SCHOOL JAPAN
JAY-Z、MOS DEF、AZと誰もが知ってる米陣。
Zeebra、D.O.、漢、B.I.G. JOEと北から南まで有名人ばかりの日本陣。
数々のラップ界の王様達が参加しているんです!!!
いつの間にかD.O.復活していたんですね、全然知りませんでした。
そしてB.I.G. JOE!!
彼の復活には北の地から誰もが期待していたんです。
それがまあ、こんなにも大復活してくれるなんて。
この勢いでNORTH COASTなんてぶった押してください!
JOEさん最高です。
24 Bars To Killの中で、あたしはやっぱりANTY the 紅乃壱が好きなのでこれ。
彼女の特徴ある声はフィメールラッパーとして圧巻ですよね。
女性陣の中でもかなり目立つ存在。
月日が経つにつれて力もつけているし、聞く度にどんどん楽しませてくれるので、もう大好きです!
あたしも彼女みたいな声になりたかったなあ。
上記の曲にはANTYと共にSoulheadも参加しているんですよ。
歌がうまくてほれぼれしてしまいます。
格好良いなあ。
ニコニコ聞いたりロック聞いたり色んな音楽を聞いても、やっぱりあたしは日本語ラップに落ち着きますね。
どこのトラックを使っているのか調べたり、歌詞の意味を知る中で誰の事を言っているのかも知れたり、日本語ならではの「同じ読み」で「違う意味」の言葉を使う言葉遊び、なんにでも興味旺盛なあたしにとって、日本語ラップは無くてはならない存在です。
2011年はどんなトラックが生まれるんでしょうね。
とても楽しみです。