02.20 ALWAYS 三丁目の夕日 ★3
ALWAYS 三丁目の夕日 通常版 [DVD]/吉岡秀隆,堤真一,小雪
米評価 ★★★☆☆
主演
吉岡秀隆
監督
山崎貴
内容
東京の下町、夕日町三丁目にある鈴木オート。
そこにC62蒸気機関車に乗って青森から集団就職で六子(むつこ)がやってくる。
六(ろく)ちゃんと親しまれるが、実は大企業に就職できるかと期待していた六子は小さくて古臭い下町工場の鈴木オートに内心がっかりしていた。
その向かいにある駄菓子屋「茶川商店」の主人・茶川竜之介は小説家。
茶川は居酒屋「やまふじ」の美人店主・石崎ヒロミから見ず知らずの子供・古行淳之介を酔った勢いで預かってしまう。
帰すに帰せず、二人の共同生活が始まる。
ネタばれ注意!
感想
日本アカデミー賞において全部門(13部門)で受賞したこの作品。
ものすごく話題になっていたのに、あたしは観たのが初めてでした。
漫画もちょっとしか読んだことありません。
物語の最初のシーン(鈴木オートの一平が学校から帰ってきて飛行機飛ばすところ)がワンカットながらも、空から撮ってる映像だったり一平が走り抜ける描画だったり、はじめから「すごい!」と思える撮り方。
映画全般、タイトルさながらの夕焼け空色で観ていてとても綺麗です。
内容も鈴木オートと茶川の二家族がうまく掛け合ったりそれぞれの心情があったり大変面白かった。
主要人物の中であたしは堀北真希演じるろくちゃんが一番好きです。
幼いなりに家族への葛藤があったり、物事をはっきり言えるところがとても好印象でした。
なんだか変な青森弁も愛らしく感じます。
主人公の茶川竜之介をうっかり芥川竜之介と勘違いして、「これってもしかして本当の話?」と思ったのは内緒ですよ。
そう思った人も中にはいたのでは?
助演の俳優陣もとっても良かったです。
堤真一も薬師丸ひろ子も彼らなりの面白さが出ていて、本当に面白かった。
というか、吉岡秀隆さんてあんまし演技うまくないですよね。
よね?
変な演技だなあと思いながら観ていました。
ですが、トータルしてとっても面白かったです。
さすがは日本アカデミー賞全部門受賞しただけあるなと。
近々「続」の方も借りてきたいと思います。