04.01 塔の上のラプンツェル ★3
米評価 ★★★☆☆
監督
バイロン・ハワード
声優
中川翔子
内容
ある王国の森の奥深くにそびえる高い塔に、ラプンツェルという少女が暮らしていた。
ラプンツェルは18年間、育ての親であるマザー・ゴーテルから、塔の外に出ることを禁じられていた。
しかし外の世界に憧れる彼女は、自分の誕生日が来ると遠くの空に現れる、無数の灯りの正体を知りたがっていた。
ある日、城から王冠を盗み出した大泥棒フリン・ライダーが、衛兵に追われて森へと逃げ込んだ。
追っ手を振り切った先で塔を見つけたフリンは、壁をよじ登って侵入するが、すぐにラプンツェルの長い髪に捕らえられてしまう。
ラプンツェルはフリンを解放する条件として、彼に「灯り」が現れる場所まで案内させることにする。
ゴーテルの言いつけに背いて塔の外に出たラプンツェルは、初めて見る世界に胸を躍らせる。
一方、塔に帰ってきたゴーテルは、ラプンツェルがいなくなったことに気づき、彼女を捜し始めるのだった。
ネタばれ注意!
感想
原作とは違います。
ディズニーのプリンセスものとしてリメイクされているのでしょうか。
プリンセスもの初めての3Dなのですが、3Dである必要性に少々疑問を感じながら観たものの、3Dの凄さに圧倒されました。
娘と一緒に観たんですけど、娘は光輝きながら飛んでいく「灯り」に手を伸ばしていました。
3Dで見ると、まるで本当に触れるかの様に見えるんですよ。
いやあ3Dの技術は凄いです。
劇中でプリンセスですから、ラプンツェルは何度も歌うんですけど、歌ってるのはしょこたんじゃないんですよね。
見ながら「さすがは、しょこたん。うまいなあ」と思っていたのですが、最後のエンドロールを見てガッカリしました。
声と歌とで日本語版吹き替えは、人が違うんです。
言語版の方はマンディ・ムーアさんが歌手なのもあって、声も歌も同じ人なのに。
しょこたんなら歌えたのではないかなと思ったりします。
内容としては、疑問を抱くシーンが何個かありました。
・マキシマスは長年付き添った警護隊長よりフリンを選んだの?
・性格に難ありで、利用していただけかもしれないけど長年育ててくれたお母様に情はないの?
・お母様が塔から落ちるシーンで消えたのは何故?
いっぱいあったはずが、今考えるとこれしか浮かばない……。
シンデレラに出てくる継母だったり、白雪姫に出てくる継母だったり、今作も、義理のお母さんが出てくるんですけど、なんだか「嫌な奴!」って100%思える人物ではなかったです。
確かに自分の若さを保つゆえ、ラプンツェルを塔に閉じ込めているのかもしれませんが、ラプンツェルが好きだというスープを作り、3日かけて絵具を買いに行ったり、本当の誕生日を教えていたり、良い面もたくさんあると思うんです。
だから、塔から落ちてしまうお母様を見て嘆くラプンツェルのシーンを入れても良いんじゃないかなあと。
あと、フリンは弓矢二つであんなに高い塔を登ってしまうんだから、きっとカリン塔でも登れてしまうと思いました。