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こめの、えいがぶろぐ

映画を毎日観たい

映画@今敏

ネットでこんな記事を見かけました。 今敏監督の遺作「夢みる機械」が資金難で制作休止、ネットでは支援の声も  昨年急逝したアニメ監督の今敏氏。 製作中だった劇場作品「夢みる機械」は、その後正式に製作続行が決定され、サイトもオープンしていたのだが、それがどうやら資金難のために制作休止に陥っているらしいことが明らかになった。 Togetterのまとめによると、米ボルチモアで開催されていたOtakon 2011でマッドハウス丸山正雄氏が言及したとのことで、約600カットが完成済みである一方、残り約900カットが未完成のままになっているとのこと。 丸山氏は制作に向けて意欲を見せていたようだが、ファンとしても心配な事態だ。 ネット上では「カンパみたいなことはできないのかな…」「ファンドとかやんないのかな」などと形を問わず支援に前向きな声があるだけに、解決の糸口が見つかってほしいところだ。 ちなみに今月12日から24日までは、今敏の回顧展が新宿で予定されている。 ファンはこちらも要注目といえそうだ。 ◇今 敏監督の遺作「夢みる機械」の現在の制作状況について(Togetterhttp://togetter.com/li/168481 夢みる機械 http://yume-robo.com/ ◇千年の土産 今 敏 回顧展(KON'S TONE)http://konstone.s-kon.net/modules/gallery/retrospective.html togetterより 「私は特定の制作者には来たる未来を見通す力があるのではないかと考え始めました。そして、今敏監督の作品は津波から都市が復興するための物語です」 未だ作品を観ていないし、ざっとでも概要を知っているわけではない。 津波から都市が復興するため このワードから、今回の作品って勇気をくれるんじゃないかなって。 そして今までの今作品を観てきて与えてもらった心境から、この作品はリアルタイムに映画館で観たいなって。 今作品は、ただ変なアニメではないんです。 出てくる登場人物全員に感情が込められていて、人間の心理描写が誰よりもどんな作品よりも正確に描かれているアニメなんです。 そこに今敏のキャラデザインからMADHOUSEのアニメーション、平沢進のサウンド、声優陣、どこをとっても私にとって完璧すぎるアニメなんです。 あそこまで作品に浸れ、没頭できる作品なんてありません。 「低予算でも質の高い作品が製作できるのは、スタッフの賜物である」 本当にスタッフに恵まれ、環境に恵まれ、何にしても今さんの才能に恵まれている作品達。 「東京ゴッドファーザーズ」のほぼいい人の正義感っぷり、「パーフェクトブルー」のゲシュタルト崩壊並の心理描写かき回しっぷり、「パプリカ」の悪夢の繰り返しでのトラウマっぷり。 もう本当にすごいんです。 だからこそ、この次作が楽しみで仕方がなかったんです。 私の世界観を変えてくれた、いやかき回してくれた今さんの作品が観たい。 それに、今さんがこの作品について生前すごく気にかけていたことなんです。 今敏「kon.net」より 一番の心残りは映画「夢みる機械」のことだ。 映画そのものも勿論、参加してくれているスタッフのことも気がかりで仕方ない。だって、下手をすればこれまでに血道をあげて描いて来たカットたちが誰の目にも触れない可能性が十分以上にあるのだ。 何せ今 敏が原作、脚本、キャラクターと世界観設定、絵コンテ、音楽イメージ…ありとあらゆるイメージソースを抱え込んでいるのだ。 もちろん、作画監督美術監督はじめ、多くのスタッフと共有していることもたくさんあるが、基本的には今 敏でなければ分からない、作れないことばかりの内容だ。 そう仕向けたのは私の責任と言われればそれまでだが、私の方から世界観を共有するために少なからぬ努力はして来たつもりだ。だが、こうとなっては不徳のいたすところだけが骨に響いて軋んだ痛みを上げる。 スタッフのみんなにはまことに申し訳ないと思う。 けれど少しは理解もしてやって欲しい。 だって、今 敏って「そういうやつ」で、だからこそ多少なりとも他とはちょっと違うヘンナモノを凝縮したアニメを作り得てきたとも言えるんだから。 かなり傲慢な物言いかもしれないが、ガンに免じて許してやってくれ。 2010年8月25日、約1年前、8月24日に亡くなった後にアップされたブログです。 1年前の今頃、今さんが思っていた事です。 ファンとして何か少しでも支援することはできないんでしょうか。 これまでの映画制作においても予算においても不義理ばかり重ねて来て、でも結局はいつだって丸山さんに何とかしてもらって来た。 ともあります。 今回も丸山さんが何とかしてくれるかもしれません。 でも何かファンも一緒になって、何とかしたいです。 そう思っている今アニメファンは日本にたくさんいるはずなんです。 このまま「夢みる機械」が日の目を見ないなんて事ないですよね。 願うだけではなく、何かしたいです。 制作休止中だなんて悲しすぎます。