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こめの、えいがぶろぐ

映画を毎日観たい

11.25 ツレがうつになりまして。 ★3

映画@2011
$こめの、えいがぶろぐ  米評価 ★★★☆☆ 主演 宮﨑あおい 堺雅人 監督 佐々部清 原作 細川貂々 内容 「スーパーサラリーマン」だったツレ(作者の夫)がある朝「死にたい」と真顔で言い出した。うつ病だった。売れない漫画家の妻(作者)と共に送る闘病生活を描く。 自殺未遂、症状の改善、悪化などあらゆる出来事を決して固くない絵のタッチで表現するという内容、うつ病を「宇宙カゼ」と呼んだり、抑うつ状態の症状が現れている時に憂鬱をキャッチするアンテナが頭に現れているという独特の描写などがある。 作者は、うつに対する知識として「精神的に弱い人がなる」「神経症のようなもの」というイメージを持っていた。 作者の周りの人の病気に対する知識の乏しさや誤解が多いと感じ、自分達の世の中にうつ病の事を広めたい、そしてツレが退職して退職金と失業保険を使い切り、作者の仕事が少ないという経済的理由も相まって出版社に企画を持ち込む。 数社から「暗い」などとして断られるも、幻冬舎で発売が決まる。 ※ネタばれ注意! 感想 漫画家がエッセイ漫画を描いてそれが映画化されたっていう典型的なパターン。 前に見た「ダーリンは外国人」のような雰囲気でした。 今作は鬱病が題材としてあり、それを支える家族や戦う本人の様子を描いています。 鬱病っていう暗いイメージもなく、見やすいと思います。 ですが、「がんばらなくていいんだ」っていうよくある鬱病対策を常に押し付けられてる気がして、私自身感情移入することは出来ず。 病気になった旦那さんも、生真面目で神経質な部分がやはり典型的な世論でいう“鬱病になりやすい人間”という感じで、みんながみんな鬱病患者がこんなに聞き分けよくないのにななんて思ったりしてね。 実際にあった事を描いているわけなので、病人にいるまわりの環境がとっても良すぎて、「鬱病を支える側みんながこんなかんじに見守ってくれたらどんなにいい事だろう」と。 宮崎あおいさんと堺雅人さんの夫婦役ってすごく自然で見ていて和めるんですよね。 ベストキャストかと。 深いところをつっこむと、鬱病と戦う段階で最も悩む ・薬の副作用との戦い ・まわりとの価値観との差異 ・自殺願望なり自傷行為の部分 この3点が明るすぎて、本当はもっともっと大変な病気なのになって。 でも、例えば、鬱病なりの精神的な病気を支える家族が見て、少しでも緩和出来る作品かなと思います。 奥さん側の家族がとてもあたたかくて、心があたたかくなりました。 良い作品です。