12.9 リアル・スティール ★4
米評価 ★★★★☆
主演
カール・ユーン
ヒュー・ジャックマン
監督
ショーン・レヴィ
内容
ロボット格闘技を通じて父子が絆を取り戻していく姿を描く。
2020年、リモコンで遠隔操作されたロボット同士が戦う“ロボット格闘技”が大流行。
プロボクサーからロボット格闘技の世界に身を転じたチャーリーは、スクラップ寸前のロボットを闇試合に出場させて一攫千金を夢見ていた。
そんなある日、離婚のため離れて暮らしていた11歳の息子マックスを預かることになり、慣れない父子の共同生活が始まるが、廃工場で旧式ロボット「ATOM」を発見したことから2人の運命が大きく変わっていく。
ネタばれ注意!
感想
面白かったです!!
館内は、初日ということもあり人数が多かったです。(大半、9割が男性)
前から、予告で大々的に宣伝していたのですが、ロボットものには興味がわかず。
ですが、前評判もよく「この冬、最も泣けて、最も壮大なエンターテイメント超大作!」とのことだったので、初日に観に行きました。
先程も書いたとおり、面白い!
そして泣けます。
ストーリーがとにかくわかりやすい。
ロボット格闘技のシーンでは、本当にそのスタジアムで自分も観戦している雰囲気になり、思わず声が出そうになるくらい。
迫力も満点ですし、マックスの迫真の演技で目頭があつくなってしまいます。
私が泣いたシーン
・「僕のために戦って」
・5Rで父の勇姿を見守る息子
・マックスが最後にコメントをするシーン
不覚にも三度も泣いてしまいました。
配役が満足でした!
お父さん役のヒュー・ジャックマンが体を鍛えていたのもあって、素人目線だと、ちゃんとボクシングしており迫力がありました。
父親としてのダメっぷりというか暴君っぷりをみせつつも、マックスが崖から落ちる際には、叱らず安心させる言葉をかけるパパンに「優しいな、父親なんだな」と。
マックスは世間でも言われているとおり、天才子役だと。
スピルバーグから“奇跡の子”と称讃しただけあります。
「そんな目でみないでくれ」というパパンの心境がすっごくわかる。
あと、敵役がハマリすぎ!
適度に美人なファラや、タク・マシドの玄人っぷり。
リッキーの悪役っぷりもさすがです。
出てくる人たちみんなが役になりきっていて(当たり前なんですが)、内容も父子の絆を描く涙をさそる王道ストーリー。
久しぶりに「これぞ映画!!!」という映画を観た気がします。
本当は星を5つつけたいところですが、マックスの「ミギミギヒダリニカイー」や、マックスのロボットTシャツ、超悪男子じゃなくてATOMが主人公ロボ、超悪男子「末期」。
いや、笑える箇所だったんですけど、どうも日本をネタにされた感じがして、ひいてしまった自分もいて。
なので、星は4つ。
いや、でも面白かったです。
この冬、最も泣けて、最も壮大なエンターテイメント超大作!
-------------メモ
「リアル・スティール」のロボットATOM、名前の由来は「鉄腕アトム」ではなかった