02.12 フェア・ゲーム ★3
フェア・ゲーム/ブックマン社
米評価 ★★★☆☆
主演
ナオミ・ワッツ
ショーン・ペン
内容
CIAのヴァレリー・プレイム(ナオミ・ワッツ)と元ニジェール大使で夫のジョー・ウィルソン(ショーン・ペン)は、イラクに核開発計画がないことを政府に報告する。
しかし2003年、ブッシュ政権がイラクに宣戦布告。ジョーがニューヨークタイムズ紙にイラクにおける調査報告を寄稿したことから、報復としてヴァレリーが諜報(ちょうほう)員であることがアメリカ中に公表されてしまい……。
ネタバレ注意!
感想
ディック・チェイニー副大統領やパイプの話のながれが、観る側にわかりやすく撮っていました。
プレイム事件を元にした映画なので、実写が作中にところどころ入っています。
大量兵器がないと知るやいなや自身の発言放り投げて、ウィルソン叩きのめすホワイトハウスの真っ黒っぷり。
でもマスコミや世間の目がそれに乗っかっちゃうっていう。
本当にウィルソンさんが言ったのかわからないけど、最後のショーンペンの講義は良かったと思います。
「イラク戦争のきっかけを聞くと私の妻の名前が出てくるのはなぜだ?」ってやつ。
根本の問題を放棄して話題をすり替えるやり方は、卑怯ですね。
多少盛っているんでしょうけど、この夫婦愛の描き方がすごく素敵でした。
「この夫婦生活は続けたい」といった後、「すまなかった」っていうシーン。
ちょっと泣きそうになりました。
まあ、なんというか、ショーンペンの上目遣い最高。