こめの、えいがぶろぐ

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02.25 ヒューゴの不思議な発明 ★1

ヒューゴの不思議な発明 [Blu-ray]/パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン  米評価 ★☆☆☆☆ 監督 マーティン・スコセッシ 主演 エイサ・バターフィールド 内容 1930年代のフランスはパリ。父(ジュード・ロウ)を火事で失ったヒューゴ(エイサ・バターフィールド)は、駅の時計台に隠れ住み、駅の時計のネジを巻いて毎日を過ごしていた。独りぼっちになった彼の唯一の友だちは、父が遺した壊れたままの“機械人形”。その秘密を探るうちに、機械人形の修理に必要な“ハート型の鍵”を持った少女イザベル(クロエ・グレース・モレッツ)と、過去の夢を捨ててしまった老人ジョルジュ(ベン・キングズレー)に出逢う。やがてヒューゴは、それぞれの人生と世界の運命をも変えてしまうほどの秘密のメッセージが機械人形に隠されていることを知る。機械人形に導かれたヒューゴの、世界を修理するための冒険が今、始まる。 ネタバレ注意! 感想ヒューゴの不思議な発明」この邦題は違うのでは? 終始置いてけぼりくらったかんじでした。 数々の名作のオマージュが散りばめられていたり、映画史としてすごく良い作品なんだろうけど、惹きこまれず…。 ・パパジョルジュがささくれて手放した機械人形をヒューゴ父が修理したことはわかるけど、その機会人形が描く絵=ヒューゴ父のメッセージとはならない ・イザベルのうざい姉御肌っぷり ・ヒューゴの偏見にみちた被害者面っぷり 「これはきっと面白いって言ったほうがいいんだろうな」と思うたびつまらなくなっていきました。 「カットずつ色を塗ったのよ」っていう秘話シーンなり、ヒューゴが機械にふまれそうになるデジャブなり、撮り方に面白いシーンはところどころあるのに本当 ラストなんて最悪。 イザベルの書いた文で締めくくられるんだから滑稽。 いや~ママ・ジャンヌが野沢直子に見えてしまったらどうしようもないわ。 ちなみに、この作品ほとんどが本当にあったことです。 ヒューゴの夢に出てくる、列車暴走シーンも本当。 $こめの、えいがぶろぐ 1895年モンパルナス駅で実際に起きています。 ジョルジュ・メリエスにまつわるストーリーもほぼ本当。 マジシャンだったのも、リュミエール兄弟の影響で映画に惹きこまれたのも、色々と本当。 でもね~スコセッシ監督がどう頑張ったって闇が潜んじゃうんだから、こんな心あたたまるヒューマンストーリー描いちゃだめだよ。 残念。 スコセッシ監督の自己満作品に思えて仕方ない。 公安官の良い人になったストーリーも胸糞悪い。今まで孤児院に行った子たちはなんなの?「悪い事したら孤児院に連れてかれるよ」っていうことを子供へ向けたメッセージとして使ってるのかと思いきや、子供には理解できない大人の都合の話しとかも描いてたり。 誰に向けた映画なんだ?これは。結局何が言いたいかもわからない。 「タクシードライバー」みたいなぶっ飛んでる作品を楽しみにしています❤